読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

甘夏ソースで召し上がれ

根暗だけどミーハーな私のブログという名の雑記

甘夏ソースで召し上がれ

死を選択した者達が生きる島『自殺島』【ネタバレ感想】

自殺島


作者:森 恒二 巻数:全17巻

掲載:ヤングアニマル

こんな人におすすめ

・サバイバル漫画が好きな人
・生きる意味を見出せない人
・毎日の繰り返しにモヤモヤしてる人

『自殺島』あらすじ

主人公セイは自殺未遂常習者。
生きる事に疲れたセイは「生きる義務」を放棄する事を誓い、書類にサインをして眠り着く。

目を覚ましたセイ。そこは天国でも地獄でもない「自殺島」だった。 周りを見渡すとそこには自分と同じ生きる義務を放棄した自殺未遂者達が何人もいるのだった。

絶望した数人の自殺未遂者は崖から飛び降り自殺を図る。
しかし、そこで死んだ者や死にぞこなってしまった者のおぞましさをセイ達は目の当たりにし、【死ねなければ、生きるしかない】と自殺を踏み止まる。


こうして、かつて生きる義務を放棄した者達のサバイバル生活が始まるのであった。


※以下ネタバレ要素を含みます。


サバイバル好きにはもってこいの漫画

『自殺島』は人の住んでいた形跡がある為、建物や必要最低限の道具などは幸いにも残っているが食料は自ら確保しなければならない。

ただ釣りをするだけで人数分の食料が手に入るほどこの島は甘くはない!
仲間と手分けして作業を分担し、協力しながら自給自足の生活を続ける必要があるのだ。

この作品はサバイバル術や、生き物の生態がとにかく事細かく描かれている。

読んでると「なるほどな~」と感心する所が盛りだくさん。
何より作者のサバイバル愛が感じられる(笑)

主人公の成長に感動

この物語の主人公、セイ(19歳)は島に来た当初、どちらかと言えば臆病な傍観者タイプ(いわゆるヘタレ)なのだが 自身と同じ自殺未遂者達と出会い、仲間になり、そして成長していく姿がなんと言っても一番の見所!


弓矢の知識を得たセイは試行錯誤を重ね、なんと自分で鹿を狩猟するスキルを身につける。
話を重なる毎にたくましくなっていくセイ。

途中から犬を貰うんだけど、その犬を猟犬に育て上げるというハイパースキルまで身に着ける始末だ(笑)


これが(初期) 

自殺島
(出典:『自殺島』)


こうなる(成長後)

自殺島
(出典:『自殺島』)


もはや、目付きが完全に別人である(笑)

自殺島の秘密

作中の日本は国民がIDで管理されていて、IDを失った者は同時に国民の権利を失ったとみなされる設定。
(今のマイナンバー的なシステム)

自殺島にはIDの無い者(つまり自殺未遂常習者)が送られる島。かつて暮らしていた住民は追い出されたのか無人島になっている。


...かと思いきや自殺島には先住民がいた!
以前、この島は凶悪犯達が流れ着く無法島だったのだ。なのでルールもなく、凶悪犯達がお互いに殺し合った為、ほぼ残っている者は居ないが、まだ生き残っている元凶悪犯もいるようだ。

やがて人間同士の争いに

自殺島はルールなど無いため、やりたい放題する奴等ももちろん出てくる。
力で従わせる者、食料を横取りする者、快楽の為に力を利用する者...。

何をしても裁く人が居ない為、殺人を犯す者まで出てくる始末。

生きる為に何をすべきか。セイ達は悩み、苦しみながらも決断を下していく。

『自殺島』はグロい?

私がグロ系の漫画を大量に持っているので、オススメの漫画を友達に貸す時「ねぇ、この漫画グロい?グロい?」と聞かれます(笑)

グロいかグロくないかというと、自殺島はグロくはありません。

彼岸島とかバトルロワイアルとか漂流教室に比べると全然セーフ☆


ただ、サバイバルというジャンルなので人の死は避けて通れない。一応、そこだけは頭に入れておけば大丈夫かと。

棚橋弘至さんも大絶賛!

自殺島


私の大好きな新日本プロレスの棚橋弘至さんや中邑真輔さんも『自殺島』の愛読者。

ちなみに画像真ん中の人物がプロレスの人...ではなく、作者の森恒二先生。
(森先生はかなりの格闘技の愛好家)

最後に

『自殺島』はただ単にサバイバルをする漫画ではなく、【生きるとは何か】を考えさせられる漫画です。

自殺未遂に至るまでの経緯も人それぞれで、過去の回想シーンは結構エグいので重い気持ちになるかもしれません。

しかし過酷な状況ながらも前向きに生きていこうとするセイ。けれど、仲間になった人たちが殺されてしまったり、生きる事にリタイヤする仲間が出てきたり、普通ならメンタル崩壊確実だけど、巻数を重ねる毎にたくましくなっていく彼の成長をぜひ最後まで見届けて欲しいです!!

自殺島での生活は果たしてどんな結果を迎えるのか...!

17巻で完結していますので、気になった方はぜひ読んでみてくださいね。



おしまいっ