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甘夏ソースで召し上がれ

根暗だけどミーハーな私のブログという名の雑記

絵をヒントに心の闇を解き明かせ『幻覚ピカソ』【ネタバレ感想】

アニゲ アニゲ-アニメ・漫画 おすすめ漫画
幻覚ピカソ


作者:古屋 兎丸 巻数:全3巻

掲載:ジャンプスクエア

 

こんな人におすすめ

・心に闇を抱えてる人
・マイルドな古屋先生の漫画を読みたい人
・絵を描くのが好きな人
・心理学に興味がある人

『幻覚ピカソ』あらすじ

絵が書く事が大好きな高校生の主人公、ヒカリ(あだ名はピカソ) いじめられっ子で偏屈な性格のピカソに唯一親しくしてくれている千晶と河原部という河原で過ごす部活を立ち上げ、放課後は河原で千晶とよく過ごしていた。

だがある日の放課後、いつものように河原にいたピカソと千晶に向かってヘリコプターが墜落してしまう。

千晶は死亡。ピカソは奇跡的に助かる。

千晶の死に気落ちしていたピカソ。ところが、なんと手のひらサイズの天使になった千晶がピカソの元に現れたのだ。

ピカソはあの事故で本当は死ぬ運命だった為、良い事をしないと腕が腐敗し続けてしまうという宿命を千晶から告げられる。ピカソは千晶のサポートを受けながら【良い事】を行うため奮闘するのだが…


※以下ネタバレ要素を含みます。


目覚めた二つの能力

事故後、ピカソには二つの能力が使えるようになった。

一つ目は、人の心の闇を見る事が出来る能力。
二つ目は、見た心の闇を絵で表現し、そこにダイブ出来る能力。

ちなみに絵の中にダイブする時、現実のピカソは気絶状態&天使千晶は周りから見えていない為、独り言の多いピカソは周りからかなり気持ち悪がられてる(笑)

みんなの心の闇

『幻覚ピカソ』が連載されていたのはジャンプSQだったけど、ジャンプ漫画にしては心の闇がだいぶ重いので「少年漫画らしくない漫画」で有名(笑)

・父との関係
・摂食障害
・性同一性障害
・不登校
・モデルの姉への劣等感
・架空の恋人が居ると嘘をついている

などなど、結構みんな闇が深い。

少しづつ友達が出来るピカソ

学校の生徒達の悩みを解決していくピカソ。

この漫画の面白い所は【相手の心の闇を知った上で、現実でどう解決するか】

相手の心にダイブしても、直接相手の心に問いかけて解決する事は出来ないので現実世界でアドバイスしたり、フォローしたりするピカソ。
けれど、元々いじめられっ子で偏屈。人との関わりを持たなかったピカソがそう簡単に上手く行くわけもなくかなり悪戦苦闘する。

千晶のアドバイスのお陰もあり、少しづつ生徒達の問題を解決していくピカソ。 人との関わりを持つようになったピカソにはいつの間にか友達が増えていく・・・

変わり者のピカソが少しづつ成長してく所も見どころ。

最後に

私は古屋兎丸先生の作品を一通り読んでいますが、この漫画は少し表現が柔らかい気がします。(少年誌だからかな) 古屋先生の漫画はいい意味でアクが強いので(笑)

表現が柔らかい分、あまり古屋先生の作品を知らない人でも割と入りやすい漫画だなと感じました。

『幻覚ピカソ』は全3巻なのでとても読みやすいし、現実世界と絵の中の世界の書分け方(表現)が素晴らしい! 独特のタッチで絵の中の世界を見事に表現しています。

古屋先生の漫画を読んだ事がない人にも自信を持ってオススメできる作品です。


おしまいっ